気分は現実化するのだ! (13/13)

サラとソロモン


(つづき)

引き続き3作目「物語で読む引き寄せの法則 サラとソロモンの知恵」からのソロモン発言抜粋 第4弾です。

物語で読む引き寄せの法則 サラとソロモンの知恵 物語で読む引き寄せの法則 サラとソロモンの知恵
(2008/11/19)
エスター&ジェリー ヒックス
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●第26章 不安や心配を捨てる
○(サラが「いい気持ち」をしみじみと感じているとき)
いま、きみが感じているのが、
人生のあらゆる瞬間にふさわしい感じ方だ。
完全でありながら、広がっていく。
じゅうぶんだが、さらに大きくなる。
満たされているが、ほかのものを求めてやまない。
完成されていても、けっしておしまいではない。
本来のきみになったんだよ。

それともこう言ったほうがいいかな。
いまのきみは
本来のきみでいることを許容しているんだ、
とね。
これがきみのふつうの状態なんだよ。
受け入れることさえできれば、
これが誰もがあるべき姿なのさ。

○(サラにあるがままでいることがなぜむずかしいのか尋ねられて)
自分が美しい宝石だと思ってごらん。
美しい青い海の色をしたアクアマリンだ。
徐々に環境のさまざまな要素にさらされて、
ほこりをかぶり、硬水にひたって、
きみの美しさは弱められる。
不自然なものにおおわれたせいで、
前のようにはっきりものが見えないし、
他者からもきみがよく見えない。
けれど、ちょっと手間をかければ
その不自然な堆積物はあっさりと取り除くことができて、
もとどおりに明るく輝ける。
もとどおりに素晴らしい気持ちになれる。
この明るく心地よい場所では、
そのことを理解するのはたやすい。
居心地の悪い場所にいるときより、
はるかにたやすい。

だが、ほんの一瞬、ここにすわりながら、
さまざまな考えが頭の中をめぐっていると想像してほしい。

(ソロモンがサラにとって望ましくないことを列挙して)
こうした望ましくない状況を考えるごとに、
感じている喜びがすこしずつ減るのがわかるだろうか?

さて、心を決めることだ。
(自分にできないこと、考えても仕方ないことは、
気にしないこと、忘れて、できる人や天にお任せすること!)

不安や心配がまだ残ってしまったら、こう言うだけでいい。
「いま、このことを考える必要はない。
あとで考えるとしても、いまはやめておこう」

不安や心配は、どんどん捨てていくことだ。
ひとつ、またひとつ、もうひとつ、と。

捨てるごとに気持ちが軽く、明るく、楽しくなり、
やがてかならず
自分が本来の明るくしあわせな人物であることを受け入れる。

きみの人生のしあわせを減らすことはすべて、
自覚の有無にかかわらず、
きみ自身が、
しあわせを弱める何かにこだわっているせいで
生じるんだ。

腹が立つときには…怒りを捨てられれば、
とたんに喜びが感じられる。
悲しいときには…悲しみを捨てられれば、
しあわせな気持ちがこみあげてくる。
頭が痛いときには…痛みをふり払えば、
すぐに最高の気分になれる。
あまりいい気分でないときはいつも、
みずから不安やら心配やらを見つけて、
かかえこんんでいる。
いますぐやめること、
そして捨ててしまうことだ。

●第27章 気持ちよくなる意図をもつ
○人は少しずつ心配のたねを見つけていき、
そのたびに喜びを失っていく。

だがね、年をとればとるほど不幸になるとはかぎらないのさ。
垢をためこんで
自分の輝き、喜びを曇らせることはない。
毎日すこしずつ自分の中の宝石をみがいていけば、
明るく澄んでいられる。
そして気持ちがよくなる考えをさぐることで、
誰でも思いたったときに
自分をみがくことができる。
気持ちが悪くなることは
考えなくていいんだ。
考えることはほかにいくらでもあるんだから。

○その本来の姿が好きだから、
考える時間さえ見つければ、
いい気持ちにしてくれる数多くのもののことを。

そうすれば不快な気持ちは消えていき、
いつもの明るく澄んだ心地よさが
とり戻せるだろう。
それがきみなんだよ。
ほかはふさわしくない。
そして、やがては心地よいと思うより
大切なことはない境地に達するだろう

事実を見つめる、真実を示す、
といったことは、
心地よい考えを見つけることと比べたら、
ちっとも重要ではなくなるんだ。

○ぼくはきみに、
ものごとの解決のしかたを教えてきたんじゃないよ。
ぼくが教えたのは、
きみ自身をどう保つか、
どんな波動に保つかだ。
きみにふさわしい、しあわせが訪れるのを
受け入れるためにね。

○みんなが喜ぶようにすべてをまとめるのは、
あまりに面倒なことだ。
百年かけても、
きっとできやしない。
だが、さほどたいへんではなく、
できることはある。
悩ましいものから注意をそらして
心地よいものへと向けることだ。

とくにはじめは努力を要するが、
そのうち心地よいものへ意識を向けるのが得意になる。
そしていつのまにか、
とても気持ちよくなっている。

○状況を望ましいものに変えることは、
ちがう状況を望む人たちと争うことじゃない。
それは、
心地よい考えを見つけることによって、
自分の望むものを認め、受け入れることだ。

ものごとはつねに最善の結果におさまる。
それがあるべき姿なんだ。

だが、もし自分が望んでいないものと格闘しているなら、
自分にとって、よい結果になるものを
受け入れてないことになる。

きみのしあわせを大事に考えたらどうかな?
それが唯一の問題だと。
「気持ちがよくなることより大切なことはない」と。

○人は往々にして、
いい気持ちになれる前に、
状況はこうあるべきと思いこむものだ。

そして、自分には状況を望みどおりに変えられる力や人望や強みがないと悟ると
不幸で無気力な人生に甘んじてしまう。

きみに理解してほしいのは、
きみの力はもっぱら、
心地よさを保つように、ものごとを見る能力にある、
ということだ。

そして、そうした見方ができるときには、
望みを何でも叶える力がそなわっているわけだ。
望むことはすべて訪れようとしているが、
それを受け入れる道を開かなければならない。
気持ちがよくなければ受け入れることはできない。
気持ちがいいときにだけ、
望むものを受け入れられるんだ。

○この世界は広くて、
きみとはちがう状況を望むような人もおおぜいいる。
誰もが自分に同意するように説得することはできない。
無理強いすることはできない。
同意しない人たち全員を抹殺することはできない。

喜ばしく強烈な経験へつながる道はただひとつ、
何があろうと、
いい気持ちになる意図をもっていることだ

そして、気持ちのいいことに思考を向ける練習をするうちに、
ほら、生きる秘訣が見つかるのさ。

●第29章 もっと・・・・・・
○夢中になって動きまわれば、
喜びがあふれてくる。
ほんとうの自分で満たされてていれば、
つねに自分を敬い愛する気持ちになる。
しあわせの味を知る。
それがふつうなんだ。
何があろうと、万事は良好だとわかっている。
それがふつうなんだ。

○自分の人生を愛すること…
目の前にあるものに興奮すること…
喜ばしい旅はけっして終わらないと理解すること…
人生を送っていくにつれ、
すべては解き明かされてくると承知しておくこと…
ともに人生を楽しんでくれる人たちを愛すること…
誰もがみなちがっていて、
なおかつ、それぞれに完成されている…
それがふつうだと了解すること…
これでもうかたづいた、ということなどない、と悟ること…
しかも、これでもう取り返しがつかない、ということもないと…
自分らしさに満たされ、
本来の自分をいとおしめば、
あふれる喜びから気をそらされることはない…
そう、これがふつうなんだ。
だが、そうでなくても、
べつにかまわないけどね。

○(サラ「さて、ソロモン、つぎはなあに?」)
もっとさ!
きみたちが注意を向けるものなら何でも。
そうとも、わが友だちよ。
いつもそうだったし、これからもだ!
(サラ「もっと、ね」、「それ、とってもいいわ」)

※3作目物語で読む引き寄せの法則 サラとソロモンの知恵」

(おしまい)