「嫌われる勇気」 抜粋 (9/13)
「嫌われる勇気」抜粋(一部アレンジ)の、その9です。
叱ることも、ほめることも、
縦の対人関係であり、
支配や操作、劣等感に繋がる。
人はほめられることによって
「自分には能力がない」という信念を形成していく。
アドラー心理学では
横の対人関係に基づく援助を
「勇気づけ」と呼び、
これを必要としている。
勇気づけで大切なのは相手を評価しないこと。
人は感謝の言葉を聞いたとき、
自らが他者に貢献できたことを知り、
そして、その貢献感によって
自分には価値があると思えたときに
勇気を持てる。
つまり、人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」、
「わたしは他者に貢献できている」と思えるときに、
自らの価値を実感できる。
他者に対する勇気づけは「行為」のレベルではなく
「存在」自体に対して行うこと。
これにより他者との対等な関係である
横の対人関係を構築することができる。
それはライフスタイルの大転換となるはずである。
(つづく)
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