気分は現実化するのだ! (11/13)

サラとソロモン


(つづき)

引き続き3作目「物語で読む引き寄せの法則 サラとソロモンの知恵」からのソロモン発言抜粋 第2弾です。

物語で読む引き寄せの法則 サラとソロモンの知恵 物語で読む引き寄せの法則 サラとソロモンの知恵
(2008/11/19)
エスター&ジェリー ヒックス
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●第18章 いつもしあわせに満ちて
○細胞には
人間とはちがう意図があって、
ちがうほうへ意識を向けているが、
同じように意識はあるよ。
細胞は考える。
理解する。
とても物知りだ。
そして何より大事なのは、
細胞ひとつひとつが
完全な状態のはっきりしたイメージをもっていて、
その果てしなくつづく完全さを保つのに必要なことを
声高に、しきりに求めていることだ。
というか、
人体のもつ生命力というのは、
この細胞の果てしない要求から
生じているんだよ。

○(サラから病気になったり、傷を負ったりする理由を聞かれて)
それはもっぱら、
人がときに不安や恐れや怒りに陥ってしまうために、
細胞の求めているエネルギーが
くまなく行き渡らないからだよ。
くよくよと悩むことで、
ある種の静電気が発生して、
エネルギーが肉体に
スムーズに流れなくなってしまうんだ。
誰かが、
たとえそれが体内の小さな細胞であっても、
何かを求めれば
かならず与えられる。
だから肉体が傷つくと、
傷のすぐそばの細胞は、
回復に必要なものを正確にはじき出して、
要求をただちに送りだす。
そのとたんにエネルギーは流れはじめ、
肉体のほかの面も
反応をはじめる。
とりわけ助けになる栄養素が
すべての体内に行き渡って、
自然治癒力がすぐに働きだす。
その体をすみかとする人が、
しあわせだったり、
熱中していたり、
味わい愛でたりしていれば
治癒力は効いてくる。
だが、その人が悲しんだり、
怒っていたり、
恐れてたりしたら、
治癒力は妨げられるか止められてしまう。

○(事故にあってすぐにポジティブな反応を取るのは簡単ではない、
と尋ねられて)
それでも、
努力すれば誰にでもできることさ。
とくに体に自然治癒力があるとわかっているのなら。

でもね、多くの人がまちがえるのは、
自分の状況に、
受け入れるか逆らうかに意識を向けてから、
結果に目を向けるべきなのに、
その他おおぜいのことを
気にしてしまうんだ。
そして治癒力ではなく
他人に目を向けると、
人が傷を負ったときには、
こうなるものと思い込むんだ。
その人が治癒力のエネルギーを
流れ込ませているかどうかは考えない。
多くの人は、
まさに自分の体内に治癒力があることを理解しない。
そのために、たくましく、頑丈だと感じないで、
危うい、弱い存在だと感じている。
治癒力をもっている証拠がこれだけ周囲にあるのに、
まったくおかしなことだ。

○体は、傷つく前にはどんなふうだったかを憶えている。
そしてエネルギーが受け入れられれば、
完全な状態に戻れる。

○(サラが自分のむこうずねの傷が治らないことについて尋ねると)
傷が治るのをじゃましているのは、
きみ自身なのだ。

○(人は気持ちがよくなりさえすれば、
傷は癒えるし、傷あとも残らない)
気持ちがいいと感じることが、
あらゆる生きる営みへの答えなんだよ。

○とんでもなくひどいことが起こったと思いこんではいけないよ。
素晴らしいチャンスが、
うわべの困難さで隠されるときがある。

しあわせに満ちていると実感してはじめて、
命をもたらす貴重なものは身近にあることがわかる。

○つまり、はた目で見ただけでは、
ものの真価はわらないかもしれない。
そして実際に経験している人だけが、
その真価を、
その理由をわかるということ。

経験から大きな価値を得るだろう。
これから何年もかけて明らかになっていく価値だ。
はじめはどう見えようと、
外にいる人にはどう見えようと、
しあわせはいつもあふれている。

●第20章 望みを思い描く
○やがて、自分の感じ方はつねにコントロールできると
わかるようになるさ。

○この世界で起こるのは
すべていいことなんだ。
「いい」といわれることがいいのは、
そこへ意識を向けると、
いい気持ちになるからだ。
そうしておのずと、
いいことがつづくからだ。
「悪い」といわれることが、
じつはいいのは、
そこへ意識を向けると、
自分の望むことが
心の中ではっきり見えてくるからだ。
そのとき、
いいことへの欲求がきみたちの中に生まれる。
そして欲求が生まれた瞬間に、
いいことが起りだす。
なぜなら新たに意識を向けられた欲求では、
望むことはかならず叶えられる。
まずは望みをどのように受け入れるかを
明らかにすることだ。
そこがポイントだ。
望みを認めること、
もしくは受け入れること。

○新たな欲求がきみの中に生まれたとき、
望みは必ず叶えられる。
ただ、
それをどう受け入れるかを
知ることだ。
これを≪許容する術≫と呼びたいね、
≪受け入れる術≫と。

○きみがいいと考えるすべてを受け入れるんだよ。
明快さ、生命力、しあわせ、健康、バランス、集中、豊かさ・・・。

○(悪い事態と思えることが起きなかった方が良かったと)
そう思えるかもしれないけど、
じつはちがうんだな。
あらためて対比することで、
前よりも望みがはっきりしてくるんだ。
その対比がなかったら、
意識を元に戻す楽しみもなくなるし、
よりいことへ向かって前進することもできない。

○素晴らしい物質界での人生経験で一番大切なのは、
新たな望みを明らかにすることだ。
きみらはこの思考の最先端に立つ開拓者みたいなものだよ。
自分が進みたい方向を決めなければならない。
それが決まれば、
あらゆる宇宙の力が
望みを叶えるのを助けてくれるんだ。

○(望みを実現するには)
ステップ1で、望みを明かす。
ステップ2で、宇宙の妖精たちが答える。
そして
ステップ3で、望んだものを受け取る心がまえができている。
いいかい、
素晴らしい時間と場所の対比によって、
新しい欲求がふつふつとわきあがる。
欲求が生じれば、
たとえ口にしなくても、
宇宙の妖精たちはそれを感じとって、
ただちに望みを叶えるための仕事に
とりかかるんだ。

○(もし望んでも叶えられないとすれば)
その人たちには望んだことを受けとる
心がまえができていなかったんだ。

○受け入れることをはじめるのに
多少は苦労するときがある。
だが、きみたちが思うより、
むずかしくはないよ。
心地よい考えを見つけるまで、
さがしつづけることだ。
そしてさらに気持ちがよくなりさえする考えを。
やがて受け入れる心がまえができるだろう。

○いちばん大事なのは、
受け入れることだ。
だからあるテーマについて心地よく感じられないなら、
べつのもっと簡単なテーマを選べばいい。
これは忘れないで。
受け入れる心の準備ができたと確信するまで、
自分の行動によって何かを起こそうとしないように。

(つづく)