気分は現実化するのだ! (5/13)

サラとソロモン


(つづき)

引き続き1作目「サラとソロモン」からのソロモン発言抜粋、第5弾です。

サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣 サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣
(2005/11)
エスター ヒックス、ジェリー ヒックス 他
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●「曲がり角のヘビ」より
○(サラからヘビに出くわして、逃げ出したことを聞かされて)
そんなに自分に厳しくならなくていいんだ。

何らかの形で不快な状況に直面した時に、
とっさに強く感情的に反応することは
全く正常なことだ。

君が何に焦点を当てているかによって、
共鳴引力の法則(引き寄せの法則)が
何を君のもとに引き寄せてくるのかが決まると
前に言ったけれど、
君にとっての共鳴引力の焦点となる
君の波動を決めるのは、
君の最初のとっさの反応ではないんだ。

最初の反応の後で、
それに対して君が何をするかということが、
後々まで影響を残すことになるんだ。

○まず最初に、君の目標は、
何よりもまず
≪もっといい気持ちを実感すること≫
でなければならないんだ。

それ以外の目標を持っていたなら、
ひどく脇道にそれてしまうことになる。

(いやな気持ちの元凶を掘り下げようとしても)
すべてを分類するという課題の途方もなさを
感じることになる。
さまざまな状況を厳密に調べようとすることは、
ただ状況を悪化させるだけだ。

君の唯一の目標は、
君が飛び上がってヘビから逃れようとして
走っていた時に感じた気持ちよりも、
もっとずっといい気持ちを感じるような方法で、
このことに臨むようにすることなんだ。

○地球上のすべての動物が≪心の扉≫を持っている。
そして動物たちの≪心の扉≫はほとんどいつも、
ずっと大きく開いているんだ。

○(ヘビへの考え方、感じ方のアドバイスをサラにした後で)
そして、いつかは君の恐れは
完全に消えてしまう時がくる。

ヘビについての恐れだけではない。
すべてのものへの恐れが消えるんだ。

●「考えを選ぶ」より
○(サラからジェイソン達のことを怒っていないのかと尋ねられて)
僕にとって重要なことはただ一つ、
僕がいい気持ちを感じるようにすることだけだ。

いい気持ちを感じていながら、
同時にジェイソンに怒りを感じることはできない。

僕の≪心の扉≫を開いたままにしておくことが、
最も重要なことなんだ。

だから僕はいつでも、
いい気持ちを感じさせてくれる考えを選ぶんだ。
みんな善意を持っているんだ。

○怒りによって達成できる目的を
何か思いつくことができる?

僕が彼らに怒りを感じたとしたら、
君の怒りが正当だという君の気持ちを強めるのを
助けるかもしれない。

でも、そうしたら
僕は君の≪苦しみの鎖≫につながってしまうだけだ。
そこから何もいいことなど起こりはしない。

○どの行動が正しくて、
どの行動が間違っているかについては、
僕達は一日中でも一晩中でも
話し続けることができる。

君の残りの人生の全部を使って、
どんな行動が適切で、
どんな行動が適切でないか、
それからどういう状況下ではそれが適切で、
どういう状況下では適切ではないかということを
分類しようとし続けることもできる。

けれども僕が学んだことは、
なぜ自分がいやな気持ちがするのかを
正当化しようとして過ごした時間はいつでも、
たとえそれがほんの一分間だとしても、
人生の浪費となってしまうということなんだ。

そして、
いい気持ちを感じている状態に戻るのが
速ければ速いほど、
人生はずっと良くなって、
他の人々に提供できる良いものを
もっとたくさん持つことができる、
ということも学んだんだ。

だからね、何回もの人生を生きて、
たくさんの経験したことを通して、
僕は≪心の扉≫を閉ざしてしまうような考えを選ぶこともできるし、
≪心の扉≫を開いてくれる考えを選ぶこともできるということが
わかるようになったんだ。

でもどちらの場合でも、
それは僕自身の選択なんだ。
だから僕は、ずっと昔に、
ジェイソン達のような人々を非難することをやめてしまった。
なぜなら、
そうしてもそれが僕を助けることになったわけではないし、
彼らを助けることにもならなかったからだ。

○覚えておくんだ、
君がどう感じるかということが
君の周囲の状況によって左右されているなら、
君はいつでも罠にはまっていることになる。

けれども、君が自分の考えを選ぶことによって、
自分がどう感じるかを自分で決められるようになった時、
その時こそ、君は真に自由になるんだよ。

○この広い世の中ではね、
実に多くの人々が何が正しくて何が間違っているかについて
異なった考え方をしているんだ。

だから、君はしばしば、
正しくないと感じられるような行動を
目撃することがあるだろう。

君を喜ばせるためだけに、
すべての人々が自分たちの行動を変えるようにと
君は要求するつもりかい?
もし仮にそれができるのだとしても、
そんなことをしたいと思うかい?
あるいは、どこかに隠れてしまって、
人々の色々な行動を目撃することから自分を守って、
この美しい世界の中で
自分を牢獄に閉じ込めてしまうのかい?

○君が何がなんでも≪心の扉≫を開けたままにしておくことが
できるようになった時、
なんとも言えない喜びを経験するだろう。

みんな別々の経験を選び、
さまざまなことを信じている。
そして別々のことを望み、
別々の行動をしている。

君はただこの事実を認めて、
そのことすべてが「全体」をもっと完璧なものにしているのであって、
どんなことも君を脅かすことなどない、ということを理解すればいいんだ。

君が脅かされない理由は、単に
「君自身で自分の≪心の扉≫を開くか、閉じるかということだけが、
君の現実を左右しているから」
なんだ。
それを理解できた時、
君の行動は、自由で喜びに満ちたものとなるんだ。

○理解すべき重要なことは、
まず第一に
「物理的な存在としての君の目からどんなふうに見えたとしても、
すべては本当にうまくいっている」
ということだ。
そして第二には、
「君の≪心の扉≫が開いている時はいつでも、
良いことだけが君のもとにやってくる」
ということだ。

○(サラから、悪いことをした人は罰せられるべきと教えらてきたと言われて)
その考え方の問題点は
「何が悪いことなのかを誰が決めるのか」
ということを、
君たちみんなで決めるのはむずかしいってことなんだ。

君たちのほとんどが、
「自分が正しくて、他人は間違っている」
と信じている。
物質界の存在たちは、
ずっとそのことで論争しながら、
お互いを殺しあってきたんだ。

そして、何千年もの間、
君たちの地球上で戦争や殺人を起こしてきた後の今でも、
まだそのことに関しての合意は得られていない。

君たちみんなが、
ただ自分自身の≪心の扉≫に注意を向けているほうが、
すべてがずっとうまくいくようになるんだ。

人生はずっと良いものとなるんだ。
今すぐに。
(みんなが学ぶことについては)
君が心配しなくてもいいことなんだ、
君にとって大切なことはただ一つ、
君自身がそれを学ぶということだけだ。

(つづく)