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秘密のテクマクマヤコンなのだ! ~鏡の法則~ (3/3)


先の4人のヤーさん(ヤなヤツ)を受け入れられないことについて、
私自身の「隠れた恐怖・思い込み」が本当はどこにあるのかを考えてみました。

以前記事に書いたリズ・ブルボーさんの本では、
「その人の<行動>自体よりも、<在り方>で見るようにしなさい。」
 ココはポイント!
と書かれており、
その視点で先の4人の欠点と感じる部分を
見てみることにしました。

まず一人目をAさんと呼ぶことにして、
AさんのNGポイントは
①二枚舌(ウソつき)
②プライドが高い
③ヘビのような性格
になります。

「①ウソつき」については、
私は「誠実であること」を大切にはしておりますが、
何が何でも正直でなければいけないとも思っていません。
場合によっては「嘘も方便」の可能性もあると考えています。

例えば子供が何か出来た時に、
本当はまだもう少しのところがあっても
「良くできたじゃん!」って言います。
これは厳密にはウソをついているかもしれませんが
悪いことではないです。

で、ここで大切なのは、
この「①ウソつき」という<行動>自体の良し悪しよりも、
ウソをつくその人の精神構造であり、
<在り方>に焦点を当てる必要があります。

Aさんは自分を守り、不利益を被らないよう、
あわよくば自分だけが得をしたい、
あるいは、人をおとしめることで、優位な立場にいたい、
そんな動機から二枚舌でありウソをついているのでしょうか?
実際にはAさんの本心は分かりませんし、
もっと複雑なバックボーンがあるのかもしれません。

重要なのはあくまで
私自身がAさんの<在り方>をどう捉えたか?です。
そこで、Aさんが私を不愉快にさせる
<在り方>のキーワードを探ってみました。

そしてたどり着いたのは「卑怯者」という単語でした。
私はAさんに「卑怯者」の要素を見い出し、
その卑怯さを私が感じて頭にきていたようなんです。

「②プライドが高い」や「③ヘビのような性格」についても
合わせて考えると、
「卑怯者」や「いやらしい性格」といった部分が
Aさんの気に入らない<在り方>として感じられました。

残りの3人ついても、
同様に彼らの<在り方>を感じてみると、
ほぼほぼ同様な部分が癇に障るように思われました。


次に、自分がはたして「卑怯者」や「いやらしい性格」といった
そんな要素を持っているのかを考えてみました。

正直なところ「卑怯者」の要素を自分が持っているとは
想像もつきませんでした。
私は先に書きましたように
「誠実であること」を大切にしているつもりであり、
もし誰かから「お前は卑怯者だ!」と言われたとすると
間違いなく憤慨すると思います。
それは自分はできるだけ誠実に生きてきて、
卑怯なことはしていないはずであり、
何より私自身、卑怯者が大嫌いだからです。

そして、自分が「卑怯者」だとしたら
どのような<在り方>が卑怯なんだろうか?
という視点で自分を見てみると、
何となく思い当たるところもあったのです。

それは「誠実であろう」とすることが転じて、
「守れないことは約束したくない」と思っており、
「他人には確実なことしか約束はしない」、
「安請け合いはしない」、
といった姿勢が常日頃から自分にはあるのです。

このこと自体はそこまで悪くないのでしょうが、
この姿勢が拡張されると、
「確実にできることしか引き受けない」といった態度になったり、
引き受けても、失敗したときや、間違ったときのために、
「何らかの保険を掛けておいたり」、
「エクスキューズ(言い訳)を用意したり」することに
気持ちと思考を割く傾向があるようなんです。

自分だけは「安全地帯」にとどまって
責任のあることやリスクは取ろうとしない、ヤなヤツ!
これじゃぁ、まさに私の嫌っている「卑怯者」じゃないですか!!

もう一つ癇に障る「いやらしい性格」についても
この「責任を取りたがらない姿勢」や
「自分の身を守ろうとする姿勢」が
共鳴しているのであろうと思います。

そう考えると、先の4人は私の<在り方>の恥部を
見せつけてくれていた恩人になるのです。

そしてそのように捉えなおすことで、
この4人に対する私の気持ちも
徐々にですが少しずつ変化してきました。
さすがに、好きにまでなることは、
やっぱりありませんが、
この4人が自分の中から
消えていってくれそうな予感が
感じられてきました。


この自分の恥部に気づいたことで、
ものすごく落ち込むのかと思えば、
少なくとも私は違いました。

「ヤッター!俺って卑怯者なんだ!俺ってヤラシイ性格だったんだ!」
って、ネガティブなことなのに、
妙に嬉しい気分になりました。

「これから俺は卑怯に生きてくゼェ~!」
「俺はヤラシイ性格のまま生きてくゼェ~!」
と言った、
なんかそんな気持ちになりました。

おそらく、これからは
私の中で定義していた「卑怯者」が目の前に現れても、
以前ほどイヤな気持ちにはならないでしょうし、
きっとかわいく見えるでしょう。
愛おしく思えるようになれば、
克服できたと言ってよいでしょう。

ちなみに私が素敵だ!カッコイイ!と思う人は「卑怯者」の逆で、
リスクを取って行動の取れる人だということも分かってきました。

結構ごく身近にプラスの鏡役の人達もいたのに、
これまで全く気付いていませんでした。
影ながらですが、スンマセンでした。

この卑怯というテーマについては、
自分が卑怯であることは受け入れたうえで、
卑怯でない行動も選択していくように
これからは意識していきます。

「卑怯」以外にも、まだ自分には、
不快にさせられたり、
頭に来たり、
ビクビクさせられたりなど、
まだまだマイナスな感情を発動させてくれる皆さんが
いらっしゃいますので、
今回の自己分析を参考に、
その感情の出どころを探る楽しみもできました。

この<鏡の法則>って役に立ちますので
皆様も是非ご活用ください。

(「鏡の法則」おしまい。)

タケル:

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