社会人の心がけなのだ!(2/2)

仕事のヒント


前回に引き続き、
会社の資料を整理している時に出てきた資料です。
こちらは紙でなく、
データ(エクセル)で残っていたので、
前回のよりは見やすくPDFになってます。

XXXXXX課_新人教育メニュー

こちらは、2003~04年頃に
タケルの所属する事業部に新人が配属された時に、
自分の課を紹介する際、
社会人として心掛けておいた方が良いことを
簡単に箇条書きしたものです。

見てもらえば大体分かるとは思いますけど、
⑥の「強みを持つ」で
→①1つの道の超プロになる
②2つ以上の分野でそこそこのプロになる
が、分かりづらいかもしれませんので、
補足しておきます。

他の人と差別化するための「強み」を持つ手段として、
一つの分野でその仕事を極めて、一流になるということを
多くの人は想像するかと思いますが、
例えば野球のイチローやゴルフのタイガーウッズみたくなれるのは、
世界でも一人、二人のレベルです。

しかも一流になっても
収入はそこそこだったりするので
超一流を目指さないといけません。
(本当はサラリーマンなら二流でも十分なんですけどね。)

この一つの分野だけで
明らかな「強み」を作ろうとすると
本当に至難の業になります。

そこで、多くの一般ピーポーにおすすめしているのが、
②の「2つ以上の分野でそこそこのプロになる」
というものです。
これであれば、間口は大きく開きます。
個性に応じて組み合わせは無限に広がりますので
ナンバーワンになれなくても
オンリーワンにはきっとなれます。

例えば英会話ができたとしても、
それだけだと代わりの人はいくらでもいますし、
英語が必要な時の便利屋で終わってしまいますが、
それにプラスして
何かしら仕事に関わる専門分野があれば、
とたんにプレミアムな人材になってきます。

もちろん三流をいくら集めても
単なる多趣味な人になりますので、
どのスキルもそれなりに
一流である必要はあります。

新人さんには、この説明をして、
「まずは一つ目のプロになりましょう!」
と、檄を飛ばしていました。

ただ、タケル自身
このように新人さんに言っておきながら、
自分の社会人生活を振り返ってみると、
今となっては
一ところで同じことをずっとやっている人の方が
会社では成功している人が
多いように感じています。

情報部門、製造部門、営業部門、本社間接部門と
様々な職場を渡り歩いて、
そしてそれなりにはそこそこ実績をあげてきたつもりの
タケルからすると
井の中の蛙としか思えない人たちでも、
長年同じ組織にいることにより、
強固な人脈と人間関係ができることで
サラリーマンとしては
その方がうまくやって行けるようです。

もし、今後タケルがこれから社会に出る若い人たちや
新人さんに話しをすることがあれば、
この点はシッカリと
付け加えておきたいと思います。