風を吹かせたのは桶屋なのだ!(4/4)
(つづき)
「風桶」ネタは前回の記事で
終了しようと思ってましたが、
あくまでも例えばということで、
他の事例についても
一部挙げておきます。
あくまで個人的な、
多大に妄想を含んだ見解ですので、
それを踏まえたうえで、
お読みください。
北朝鮮問題の妄想的見方
かつてアメリカのブッシュ大統領が
「悪の枢軸」と呼んだイラン、イラク、北朝鮮の一国です。
大量破壊兵器やミサイル開発が「疑われる」というだけで
イラクには軍事侵攻しましたが、
明らかに核開発実験、ミサイル実験を行っている北朝鮮には、
武力行使を一切行いません。
(もちろん日本人としては近隣で、
きな臭いことは起きない方がイイんですけどね。)
これは一体なぜでしょうか?
中東への軍事介入は
石油産出地域を情勢不安にすることで、
石油価格をコントロールすることが
狙いの一つだと取れます。
一方北朝鮮を徹底的に叩かないのは、
日本や韓国、中国をコントロールするための脅威として
存続させているものと考えられます。
ソ連がなくなり、
東アジアの諸国をコントロールするには
北朝鮮というのは重要なカード
となっているように思われます。
エネルギー問題の妄想的見方
石油ベースの話が分かやすいと思い、
以前の記事では石油が中心のような
書き方をしましたが、
近年はエネルギーの軸が石油から
別のものにもシフトしているように
取れる内容が増えてきています。
直近では特にシェールガスは盛り上がってますね。
もしシェールガスで儲けようとしているなら、
最初は比較的価格を抑えて、
シェールガスの地位を確立させ、
その後、値上げするために、
例えば埋蔵量を少なめに発表し直すなどします。
その際、まだ石油が競合エネルギーになり得るので、
石油価格も下がらないような対応も取る
可能性はあります。
(具体的な対応については、何とも言えませんけど。)
もちろん石油利権勢力も
黙ってはいないでしょうが。
ここでのポイントは、
最後に誰が得をするか?ということと
石油でも、ガスでも
どちららにしても儲けたのは誰か?
という見方をすると、
良いかと思います。
地球温暖化問題の妄想的見方
地球温暖化は
本当にCO2等の温室効果ガスだけが
原因なんでしょうか?
特にCO2に焦点が当たるのは
何故なんでしょうか?
CO2よりもメタンガスの方が
温室効果が大きいそうですし、
また、人為的に発生されるCO2よりも
海水面から出されるCO2の方が
圧倒的に大きいそうです。
近年では、
太陽活動による影響が大きいとする説も
出てきております。
一方で地球は寒冷化に向かっているとも言われており、
であれば、
温室効果ガスは有難い存在になります。
この100年間地球の平均気温は
上がっていますが
1940年代~80年代にかけては
下がっている時期もあります。
CO2が溜まる一方であるなら、
人為的に発生されるCO2を原因とするには、
無理のあるデータです。
で、ここでのポイントは
CO2が化石燃料を燃やすことで発生する
ところです。
エネルギー問題に繋がるところが
「風桶」的見方になります。
ただ、CO2を減らすためには、
化石燃料の消費を抑える必要があるため、
化石燃料供給者からすると、
デメリットです。
一方原発推進派等には、
好都合な情報だったりします。
ちなみに、
映画までになった「不都合な真実」の著者で、
ノーベル平和賞を受賞した
元アメリカ副大統領のアル・ゴアさん、
お父さんも上下院議員さんで、
原子力合同委員会のメンバーだったり、
ご本人も政界を離れた後は
原発推進の環境ファンドの会長に就任した
とも言われています。
結局、その時々でエネルギー源のカードを使い分けて、
その時対象となるエネルギービジネスを
盛りあげ、投資し、利益を上げている
と 見ることもできます。
個人的にはビジネスを盛り上げ、
利益を上げること自体は
それに関わる一般の多くの人々の
生活を支えているのなら良いのですが、
将来の子供達にツケをまわしていたり、
ビジネスの軸をシフトする際に、
生活の当てにしている人たちを
あまりに簡単に切り捨てることになるようなことは
やめてもらいたいと思います。
いずれにせよ、
地球温暖化というキーワードを世界的に掲げることで、
新たなビジネスや活動が起きていることは
間違いありません。
オバマさんのグリーンニューディール政策も
地球温暖化対策が柱の一つですね。
国際的取り決めや規制、標準化の妄想的見方
「xx問題」以外にも、細かなレベルでは
国際的な取り決め等を利用して
ビジネス化している活動もあります。
例えば「ISO9001」とか「ISO14001」の認証
なんてものがあり、
10数年ほど前までは各企業が
必死にこの認証を取得していました。
ISOの認証取得が無いと
取引ができなくなるとされていたからです。
ところが天下のトヨタさんは取得して無いとも聞きますし、
自治体によっては維持費がかかるため、
14001を返上しているところもあるそうです。
この認証は、
取得するためのコンサル費用や、
社内の人的資源の投入、
認証を維持するためにも監査費用や、
社内工数が費やされるため、
負担は小さくありません。
小さな会社や自治体では大きな負担になります。
その後、定着したのかは分かりませんが、
最近は下火になったのか、
世間的にはISOアピールをする会社が格段に減りました。
(もちろん私の勤めている会社も
ISOの認証取得をしており、
定期的に更新審査も受けております。)
その一方で今は、
企業の内部統制をチェック(監査)をする
SOX法(日本版はJ-SOX法)や
国際会計基準(IFRS)などの対応に、
各企業は力を入れています。
どの標準や規格も
確かに基本的なことは必要なことかもしれませんが、
厳密に適用することになると、
がんじがらめで身動きが取れなくなる
場合があります。
で、ここでのポイントは
「監査」、「コンサル」というところです。
ザックリいいますと
監査ビジネス、コンサルビジネスということです。
かつてビッグ8とういう
世界8大会計事務所がありましたが、
統廃合で今はビッグ4になっています。
日本も4大監査法人があり、
ビッグ4とそれぞれ提携しています。
これら監査ビジネスで、
得をするのはこれら監査法人です。
もちろんクライアント企業が
本当に良くなるのであれば、
大いに得してもらって結構です。
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いずれにせよ、
標準化や規制の波が来た場合には
ビッグ4が関わっているなどの大きな動きを見て、
ただ流れに身を任せるのではなく、
自分達に必要なことを
主体的に判断することが大切だ
ということです。
環境問題や自然災害対策等に対する妄想的見方
今後も、これらに関するビジネスが
より拡大する可能性が見込まれます。
個人的には、これらの活動に力を入れてもらうのは
基本的に大賛成です。
その理由の一つは、
不謹慎な発言ですが、
東西冷戦時代は軍事需要があったため、
それがビジネス化しており、
冷戦後も、各地で小競り合いが起きては、
世界の警察が乗り出して行くということを繰り返し、
軍事ビジネスが回っていました。
ただこの流れは
とうてい容認する訳にはいかないものです。
一方、軍事技術が民生転用され、
災害対策等にも活用されるなどの
メリットもありました。
これらの技術を軍事技術からの転用ではなく、
そのまま災害対策技術から
生まれるようしていきたいものです。
期待も含めて軍事産業から環境保護、災害予防対策関連に
資源がシフトしてもらいたいです。
軍事産業のベースは膨大な大きさですが、
環境・災害対策関連も捉え方で大きくなります。
先日、日本では南海トラフ大地震の被害総額が
最悪で220兆円と試算されていました。
今後この対策に、予算が付き、
実行されてい行くことも想定されます。
日本だけでも
かなりのビジネステーマになり得る内容です。
経済成長が安定した、
というか低迷している日本のような国は、
「恐怖」や「不安」の裏返しでもある
「安全」、「安心」をベースにした産業に
新たな需要を見出すことは
ある意味必然かもしれません。
何といっても、
お金を使う大義名分が付けやすいですし。
世界レベルでも、
地震や津波だけでなく、
アマゾンの森林減少や、
砂漠拡大、
新興国の公害問題など、
ネタは尽きません。
いずれにしても、
金儲け優先の歪んだ対策にはならないことを
願うばかりです。
そういえば、私が学生の頃は
地軸が移動(ポールシフト)するとか、
そろそろ反転する
なんて言われてましたが
最近全く聞かなくなりました。
これが本格的に起きると、
きっと大惨事になると思いますが、
手の打ちようが無いので、
騒がないのでしょうか?
他にも、
医療問題や食糧問題もありますが、
こちらはネットで検索したり、
先に紹介したスライブでも見てください。
以上、とっても長くなってしまいましたが、
タケルの一人妄想トークでした。
(おわり)
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