風を吹かせたのは桶屋なのだ!(3/4)
(つづき)
これまでの内容をまとめると、
ビジネスとして巨大化し過ぎたものは
(大きなマーケットが確立しているものは)、
そのビジネスを脅かすものを淘汰しようとする
もちろん今回のポイントはココ!
ということです。
切磋琢磨が自由経済の本来の目的ですが、
そうはうまく機能してないということです。
もし仮に経済的にコントロールする存在がいるとすれば
経済は心理戦であるため、
心理誘導に繋がる情報コントロールをする
ことになります。
一番は情報を流さないこと。
出す場合は、目立たないようにしたり、
バレバレの全くの嘘はつけないでしょうが
小さな事実を大きく脚色したりすることは
十分にありえます。
例えばTPP問題でも、
クローズアップされていないところに
将来を大きく左右する内容が
あったりするかもしれませんネ。
この心理誘導で今のところ最も多く利用されるのは
人間の生存欲求に根ざした「恐怖」や「不安」を煽るもので、
こういう内容はマスコミもすぐ喰い付いてくれるので、
情報コントロールの王道となっているようです。
ですので、
我々は「不安」に繋がる情報は感情的に捉えずに、
一度冷静になって
本質は何だろうと考えてみることが大切です。
それから、コントロールする側は、
シッカリと先読みをしており、
AならばB、BならばCorD、DならばE・・・
といった
複数段論法でシナリオを作っているハズです。
これを個人的には
「風が吹けば桶屋が儲かる方式」、
「風桶方式」と
呼んでいます。
そして、我々は
誰がコントロールしているかは分かりませんので
この時、お金の面で最後に誰が得をするか?
桶屋は誰か?
で、見ていくようにすると、
分かりやすいです。
(これは先の「スライヴ」からの受け売りです。)
といったところで、
この世間の情報を見るうえでのまとめとしましては
1.純粋な自由経済ではない可能性を想定してみる
2.「不安」に繋がる情報は、冷静になって本質を考えてみる
3.お金の面で、最後に誰が得をするかを考える
4.時には「風桶方式」で考えてみる
という感じになります。
(つづく)
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