「いまここ」のために、過去と未来を考えるのだ!

考え方


「いまここ」という表現があります。

時間的な「いま」と、
場所的な「ここ」に
ただひたすら集中することです。

この大切さについては、
色んなところで言われてますので、
ご存知の方も多いかと思いますが、
注意すべきところもありますので、
今回はそのお話を。


「いまここ」に集中することが大切である
という理解自体は良いのですが、
一方で過去も未来もなおざりにしてイイのかというと、
そうでもありません。

「いまここ」を理由に、
過去を反省しなかったり、
未来に対して無計画であったりするのは、
考えるのが面倒な怠け者が、
言い訳の材料にしているだけだと思います。

そう言えば、動物のナマケモノって
絶滅していないところを見ると、
決して怠け者ではないですよね? こヤツら。
もちろん(明るい家族)計画的でもないでしょうけど。


そんなこんなで、今日のテーマは
スケジューリングの大切さ
になります。

で、なぜスケジューリングが
大切なのかと言いますと、
やることがたくさんある状態で
このスケジュールがいい加減だと、
今、手がけているタスク(作業)以外のことも気になり、
今のタスクの途中で、
別のタスクに手を出して、
中途半端になったりします。

どのタスクが終わって、
どのタスクか終わってないのかも
モヤモヤしたまま
結局最後になって
「間に合いませんでした!」という
取り返しの付かない
過去形報告にもなりかねません。

逆にスケジュールが明確であれば、
先のことは割り切って、
目の前のタスクに
気持ちも行動も一点集中すれば良く

その後もただひたすら、
目の前に集中することを繰り返せば
結果全てのタスクが完了する
 ハズです。
 今日のポイントはココ!

理想論かもしれませんけど、
この「ひたすら目の前に集中する」状態が
まさに「いまここ」
です。

逆に言えば、
スケジューリングできておらず、
色んなことが気になって、
心ここに在らずの状態では、
「いまここ」にはなれません


このスケジューリングをうまく行うためには、
まずタスクの具体的な洗い出しが何より重要です。

タスクが具体的でないと、
スケジュールが絵に描いた餅になってしまい、
「いまここ」状態になれる
スケジュールにはなりません。

このタスクの洗い出しには、
失敗も含めて「過去」の経験や知見が材料になります。

次に優先度を付けて、
タスク単位でスケジュールを積み上げて行きます。
(この際、例えば複数人で行うプロジェクトであれば
タスク毎の作業ボリュームや要員の負荷工数など、
検討すべき要素が増えます。)

スケジューリングする際は、
手戻りを抑えるため、
タスクによって時には後にまわす割り切りも必要です。

スピーディーよりタイムリー
の方が価値があります。

逆に、簡単に終わるタスクは
わざわざスケジューリングの土俵に乗せる前に
瞬殺で終わらせる方が得策です。

このように基本的には
「過去」を材料に「未来」を組み立ててスケジューリング
していきます。

ということで、今回のまとめは

「過去」を材料に「未来」を組み立てて
「いまここ」に集中すべし!

です。

皆さんも、ご利用は計画的に!